2011年8月24日水曜日

見直し時に営業担当が勧める「転換」とは何か?

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 生命保険の営業担当者から「保険の転換」を勧められることがあります。大きな保障を得るためにはオトクだと説明を受けるのですが、はたして本当なのでしょうか?

定期付終身保険の終身保険解約返戻金が原資となっている

 定期付終身保険に加入し、数年経過後に「転換」を勧められることがあります。

 定期付終身保険における終身保険部分には、貯蓄性が高く解約返戻金もあります。そこで、「転換」と言って、保険金額が3000万円だった保険から新たにより保障の大きな4000万円の保険に加入し直す時に、この解約返戻金を使うのです。

 通常の場合、より大きな保障の保険に加入すれば、当然ながら毎月支払う保険料も上がります。

 しかし、終身保険の解約返戻金を、より大きな保障の保険加入の際の頭金として利用することができるというわけです。 たとえば、120万円の車を購入する際にローンを利用するとします。5年で返済すると毎月2万円支払います。もしそこで、頭金として60万円をローンで支払います。5年のローンならば、毎月1万円支払います。

 これと同じようなことが保険でも可能で、こうした「転換」によって、保険料の新たな負担もなくより大きな保障に加入できるのです。

せっかく貯まったお金が掛け捨てに

 ただ、問題なのは、貯蓄性の高い終身保険に加入していたのに、途中で「転換」することで、その貯まったお金が掛け捨ての保険に切り替わってしまいます。要は、貯蓄したお金が掛け捨てに回されるのです。「転換」するかどうかは、よく説明を聞いたうえでご判断ください。