2000年に発売を開始した「アカウント型」保険。日本の国内生保はそれまでの定期付終身保険に変わり、アカウント型の販売に力を入れてきましたが、その内容とは?
毎月の保険料を積み立てと保障に分ける
アカウント型終身保険は、従来の定期付終身保険の終身保険部分を、アカウント型終身保険に換えています。このような定期保険特約を付加したアカウント型終身保険の正式名称は、「定期保険特約付利率変動型積立終身保険」です。「アカウント」とは「口座」を意味し、銀行の預金口座のような積立金があります。しかし、何のことだかわかりづらいので、例をもとに説明しましょう。
たとえば、毎月、保険のために支出できるお金が2万円だったとしましょう。そこで、生命保険を考えるとき、まだ結婚をしていない20代ならば、そう大きな保障は必要ないとします。その場合、毎月2万円のうちの1万5000円を積立金とし、5000円を保障にまわすといったことができます。子育て世代になると、逆に、2万円のうち1万7000円を保障にまわし、残りの3000円を積立金にまわすのです。
こうして、積立していった金額相当が終身保険金額となり、積立と保障が同時にできるのですが、現実には、思ったより積立金額が少ないといったケースも散見されます。積立金が少ないということは、同時に終身保険金額も少ないということになるので注意が必要です。
積立した終身保険の利率は変動する
こうして積み立てられた積立金には、預貯金のように利息が付きます。その利息は、「利率変動型」ということもあって経済情勢によって変動します。つまり、景気のいい時には高利で、逆に景気が悪い時には低利となるわけです。