生命保険は、一生涯では多額のお金を払いますが、支払った保険料の大半は「掛け捨て」となります。なぜ、こんなに生命保険は損をする仕組みなのでしょうか。
生命保険は宝くじと同じ仕組み
読者のみなさんも、一度くらいは宝くじを購入したことがあるかと思います。この宝くじ、絶対に当たるという前提で購入された方はいないはずですで、大半の方が当たればラッキー!という程度の感覚で購入されていることでしょう。多くの人から集めたお金を当選者に支払うというこの仕組みは、逆に言うと、くじに当たらなくても、そのくじを購入するために支払ったお金は損をしてもかまわないということにもなります。
実は、生命保険もこの仕組みと同じで、生命保険の加入者から、毎月保険料という名目で集めたお金は、病気やケガなどで亡くなった人の遺族に対して保険金を支払うためのものです。
生命保険の根幹はお互いに助け合う精神
そもそも生命保険は、明治維新の際に、福沢諭吉が海外にあった、お互いがお互いを助け合うという保険制度を日本国内に紹介したものと言われています。もし、家計を支える大黒柱が亡くなった場合、残された遺族は路頭に迷う恐れがあるでしょう。そこで、多くの人からお金を集め、万が一、不慮の事態が起これば、みんなでその遺族を支えましょうという「相互扶助の精神」が、生命保険制度の根幹となっているのです。ですので、生命保険の契約は、「相互扶助」制度に「参加」するという意味もあり、生命保険への「加入」という呼び方をしています。