生命保険の基本 > まずは生命保険の基本を理解 > 保険アドバイザーから見た「支払った保険料と支払われた保険金」の意外な差
今から6年ほど前に、銀行から外資系生命保険会社に転職しました。そこで、入社後、研修を受けたのですが、その際に、こんな質問を出されました。「保険会社が、保険金を支払った平均はいくらか?」保険に加入されている方の多くは3000万円とか5000万円といった死亡保障のある保険に加入していることだと思います。事実、私も営業マン時代は、そのくらいの保障のある保険を勧めて、契約していただいておりいました。なので、保険金はおそらく、平均2000~3000万円ぐらいは支払われているだろうと思いました。
しかし、「正解は180万円ほどです。」はぁ?180万円?「そうです。200万円にも満たないんですよ」生命保険の動向2006年版(生命保険協会)を見ると、保険金の1件当たりの支払い金額の返金は約200万円となっています。世間の多くの人は、多額の死亡保障のある保険に加入していても、実査には死ぬことなく、その保険の有効期限を過ぎても立派に生きているので、保険金は受け取らなかったということです。この数字だけ見ると、なんだか保険会社がボッタクリのような感じになってしまいますが、実際には保険期間内に亡くなる方は少ないのです。
支払う保険料は、世帯年間払込保険料平均52万円を30年間支払ったとすれば、ざっと1500万円ほどです。単純に考えると、30年で1500万円支払って、支払われる保険金が200万円というふうに考えた場合、1300万円近くが掛け捨てになっているかもしれないのです。ただ、これは少々乱暴な計算ではあります。でも、この掛け捨てをいかに減らすか、それが、生命保険見直しのポイントになるのです。