2011年8月24日水曜日

日本の世帯の9割が加入している生命保険とは何か?

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 実に、日本の世帯の約9割が加入している生命保険。しかし、なぜ加入しているのか、加入していればそれだけで安心なのか、その意味を理解している人は少ないようです。

日本の世帯の約9割が生命保険に加入

 日本は生命保険大国とも言われるほど、多くの人が何らかの生命保険に加入しています。平成18年度の生命保険文化センターの調べによると、日本の2人以上の世帯の87.5%が生命保険に加入しているそうです。そのうち、民間の生命保険会社への加入が76.4%と最も多く、以下、簡易保険、JA共済と続きます。

 ただ、前回調査時の全生保の加入率が89.6%であったので、不況を反映してか2.1ポイントの低下となっていますが、それでもほとんどの世帯が生命保険に加入している結果となっています。

 また、他の家庭では一体いくら保険料を支払っているのかと疑問に思う人も多いことでしょうが、この調査では、世帯年間払込保険料は平均52.6万円となっています。つまり、各世帯で、毎月平均4万円以上も生命保険料を支払っているのです。

総額1500万円以上の高価な買い物

 年間平均52万円も保険料で支出している生命保険ですが、その仕組みはおろか「なぜ保険に加入しているのか」と聞いても、「死んだらお金がもらえるだろ」くらいの認識しか持たない人も実は多くいます。しかし、仮に毎年52万円としても、それを30歳から60歳までの30年間支払えば、それだけで1560万円もの金額になるのです。

 生命保険への加入は、非常に高価な買い物となることを認識しておいてください。