2011年8月24日水曜日

保障額が減っていく「逓減定期保険」とは何か?

生命保険の基本 > 死亡時の保険について知っておこう「定期保険」 > 保障額が減っていく「逓減定期保険」とは何か?


 受け取る保険金が年々減っていく定期保険があります。逓減定期保険と言い、「逓減」とは、「だんだん減っていく」という意味です。しかし、保障が減るのは不安という声も。


保障額が減っても実は生活にマッチしてる?

 逓減定期保険とは、わかりやすく言うと「受け取る保険金が年々減っていき、期限がある掛け捨ての保険」です。通常の定期保険と違い、「受け取る金額=保障額」が減っていくので、不安に思われる人が多くいます。仮に、30歳で保険に加入する場合、子どもが成人するまでの20数年分の生活費や教育費を保険で用意する必要があります。

しかし、40歳で加入するならば、子どもが成人するまでの10数年分を保険で用意すればよく、おのずと10年分は消化されていることになります。こうして、年々保障額が減ったとしても、実は生活にマッチした、合理的な保険とも言えるのです。


保障額が減るだけでなく保険料も減ることに!

 年々保障額が下がるということは、当然ながら保険料も低く抑えられます。ただし、保障額が年々下がると同時に、保険料が年々下がるわけではありません。こういった。保険料が数年ごとに減っていくという逓減保険もありますが、一般的には、加入時から年々下がっていく保障額も考慮して計算された保険料を、保険期間中支払って行くことになるわけです。保険を合理的に、かつ、保険料を抑えた見直しを希望するならば、この保険金が逓減する定期保険は、魅力的な存在となるでしょう。